《薬剤師の資産形成術》1-②給料で不労所得を手に入れる! 資産を買うべき理由

薬剤師の資産形成術

薬剤師の資産形成術として、誰でも資産を増やすことが可能であることをお伝えしています。
今回は、資産形成に最も有効な、給料の使い道についてお伝えします。

結論から言うと、一番に考えるべき給料の使い道は「資産を買う」ことです。
ここで言う資産とは、プラスのキャッシュフローをもたらすものです。

プラスのキャッシュフローをもたらすものとは、あなたにお金を運んでくる存在のことです。
この【資産】【プラスのキャッシュフローをもたらすもの】という考え方は、資産形成の上で非常に重要なので、詳しく解説します。

資産と負債を理解することが資産形成の第一歩

資産と聞くと、自分の住む土地や家・車などを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、資産形成上の考え方では、これらは全て負債です。 なぜかと言うと、これらは全てあなたの持っているお金を減らす存在だからです。住宅ローンや固定資産税、燃料代など、毎月あなたの資産を減らす役割を持ってしまっているためです。


「でも、これら土地や家、車は価値があるし、売ればお金になるものを負債と言うのは、極端ではないか?」

そう思われる方もいるかもしれません。実際、簿記の試験等では土地や建物は資産として扱われています。
しかし、資産形成上はやはり負債なのです。資産形成上の資産負債を理解することが、資産家への第一歩となります。そして、残念ながら資産負債の違いを勘違いしている人は、一生お金に苦労することになります。

負債を資産と勘違いしてしまう罠

家や車が資産と勘違いしてしまう一番の理由は、固定費の概念が抜けてしまっているからです。
固定費とは、住宅ローンや燃料費、各種メンテナンス費用等のことですね。
家や車の価値が上がることは確かに実例としてありますが、極めて稀な例です。都心のタワマンや、希少価値の高い限定モデルの車などは、実際に価値が上がっています。しかし、値が上がるのは需要が供給に上回るような、希少なものだけです。現代日本のほとんどの家や車は、買った瞬間に価値が下がり、時間と共に更に下がり続けます。
運良く価値が上がったとして、それまで払い続けた固定費を上回ることはほぼ0です。


例として、都心のタワマンで考えてみましょう。東京のタワマンの平均家賃は20万円/月なので、年間240万円の固定費がかかります。さて、このタワマンを買った1年後に、価値が240万円上昇するでしょうか?10年後に2,400万円の上昇でも構いません。
そのような物件はほぼ皆無でしょう。仮に10年後に2,400万円の価値上昇があったとしても、資産が増えたわけではなく、トントンとなっただけです。
車はもっと厳しいです。車好きな人なら、燃料代や車庫代にメンテナンス費用・税金など、車にかかる費用もピンとくると思います。価値上昇分がこれまでかかった費用を超える可能性はほぼ0です。

家や車は所有しているだけで固定費という費用がかかります。費用は、あなたの資産から出ていくお金です。
一昔前に何千万円や何億円と稼いでいた人が、いつの間にか破産してしまう話は後を絶ちません。その人達だって、全く計算が出来なかったわけでは無いハズです。自分の持っているお金の内、これ位の金額のものなら買えるだろうと考えるのは、小学生でも出来ることです。そう考えて買った家や車の固定費が次第に払い切れず、破産してしまうのです。
破綻は、一気にやって来るのではなく、じわじわと追い詰めて来て、気づいたときには手遅れとなっているのです。
これは大金を持っている人に限ることではなく、誰にも起こりえることです。

しかし、何が資産で何が負債なのかを理解していれば、このような事態になることは避けられるのです。

資産を買い続ければ、時間をも自由にできる!

資産形成上、負債とはあなたからお金を減らす存在のことです。
年収の高低に係わらず、負債ばかり買う人はいつまでたってもお金に困っています。

逆に、年収が低くてもコツコツと資産を買い続ける人は、お金に困ることなく人生を過ごせるのです。
資産形成上の資産とは、【プラスのキャッシュフローをもたらすもの】です。つまり、あなたにお金を運んでくる存在のことです。

資産の例として、
・人に貸す不動産
・株や債券
・音楽や書籍などの著作権

などの、収入を生み出すものがあります。

このような資産は、あなたが働くことなくあなたにお金を運んできます。
そして、これら資産が大きく成長するとあなたの給料をも超える収入を生み出すことができ、あなたの働いていた時間までも自由にしてくれる存在なのです。

資産負債の違いが分からない人は、いつまでたっても月々の支払いに追われ、支払いをするためにあくせくと働き続けなければなりません。そうやって一生懸命働いた結果、老後に得られる年金の額をみて愕然とするのです。

これを読んで下さっている方には、もう資産負債の違いを理解していただけたと思います。
では、具体的にどんな資産を買えば良いのか?
年収500~600万円前後の薬剤師の方にお勧めする資産は、【高配当株ETF】です。

次回以降は、この高配当株ETFについてお伝えします。

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